二、「ミルクティー」 「そう口をぱっくり開けていると、どこやらか名も知れぬ虫が飛び込んで来ますよ?」 空を眺めてポカンとしている私に向け、先生が言った。「虫」と聞いて我に返り、私はキュッと唇を結ぶ。空は私の口から何かを抜き出して、さらに何か…
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