倦怠の勿忘草

“汚れつちまつた悲しみは 倦怠のうちに死を夢む”

2017-05-19から1日間の記事一覧

とケル。

二、「ミルクティー」 「そう口をぱっくり開けていると、どこやらか名も知れぬ虫が飛び込んで来ますよ?」 空を眺めてポカンとしている私に向け、先生が言った。「虫」と聞いて我に返り、私はキュッと唇を結ぶ。空は私の口から何かを抜き出して、さらに何か…