想像の詩人
想像力とは、ひとの裏側を覗き見る力ではない。自分に見えている景色から周りの景色を描き出し、遂には世界を描き切る力のことである。
— ほたる (@glowfly_nogi) 2016年8月22日
君は誰を待つ
空を眺めて光る瞳は
泣いているようで
何も語らぬ口は
やさしく微笑むよう
背中を押す風は
何処へ吹くのか
君だけが知る
急かすような雲は
何処へ流れゆくか
君だけが知る
透き徹るひかり
透き徹る君
躰がふわり浮き
空と混じる君
染み渡る青は
海より深く
囁く旋律は
あの鐘の音より遠い
君は誰を待つ