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倦怠の勿忘草

“汚れつちまつた悲しみは 倦怠のうちに死を夢む”

想像の詩人

 



君は誰を待つ

 

空を眺めて光る瞳は

 

泣いているようで

 

何も語らぬ口は

 

やさしく微笑むよう

 

背中を押す風は

 

何処へ吹くのか

 

君だけが知る

 

急かすような雲は

 

何処へ流れゆくか

 

君だけが知る

 

透き徹るひかり

 

透き徹る君

 

躰がふわり浮き

 

空と混じる君

 

染み渡る青は

 

海より深く

 

囁く旋律は

 

あの鐘の音より遠い

 

君は誰を待つ